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レポート 開催概要 レポート
ピカソフラワーカーペット
 
丸の内オアゾにて開催されたピカソフラワーカーペット展は、主催者の三菱地所、発注者の彫刻の森美術館からも高い評価を頂き無事終了しました。
サカタのタネとの共同プロジェクトで白いトルコギキョウを染める「白いロジーナ」(新発売)やトルコギキョウを綺麗にプリザーブド加工できる液を使ったプリザーブドフラワー、木の実とスパイスを使ったトロッケンゲシュテックでピカソのモチーフを表現したフラワーカーペットを展示しました。
 
アトリエ はなあそびグループ 作品
「縞のシャツを着た男」
【出展者名】
アトリエ はなあそびグループ
及川真子,野地宣江、松田佐奈恵、海藤ひとみ、田中美穂子、久保田静子、清水道子、河田かずよ、迫真理子、上野智美、村山明子


私達はカルチャースクール(4箇所)で手作りプリザーブドを楽しんでいる仲間です。始めたばかりの方もいれば、1年程楽しんでいる方もいます。
今回の絵はトルコギキョウ(ピッコロ&ロジーナ他)約600輪をメインにプリザーブドフラワーに加工し、ほか炭、綿、麻、モスなどできるだけ自然の物を使って、製作しました。同じ色を同じ配合で加工しても、微妙な色の違いが生じたり、思っていた色を表現できず苦労しましたが、それがかえって幸いしたりなど、初めての大作で勉強にもなり楽しく製作することができたと思います。
 
【原画解説】
1956年9月20日 油彩 彫刻の森美術館 所蔵
75歳を迎えて、芸術家としてのピカソの生活はますます充実していった。すでに巨匠となったピカソの、新しいカンヌの別荘「ラ・カリフォルニー」には彼が会う人を選択しなければならないほど、訪問客がひっきりなしにあった。この新居は彼の最後の伴侶となったジャクリーヌ・ロックと住むために探した別荘である。《縞のシャツを着た男》はこの別荘に移ってから描かれた作品。カンヌで知り合った水夫であろうか、堂々とした男が椅子に座っているところを描いている。同じ日に同じ主題で3作品を描いているが、この作品はそのうちの最大の作品で、単純化された淡い色彩と構図が美しい調和を保っている。幾何学的な線の明快さは、たくましい海の男を表現する手段として最適なようである。
 
ICHIHANA作品
「ピエロのポール」
【出展者名】
ICHIHANA
荒井智子、松崎仁美、中村悦子、篠田久美子


私達は楽習フォーラムの会員であり、ICHIHANAとしてプリザーブドフラワーの研究、開発、普及に努めております。
花びらが薄く繊細なトルコギキョウをプリザーブドに加工する研究を進めており、サカタ様、コロネット様、東栄様のご協力を頂き、念願を叶える事ができました。今回の制作にあたり、花びらは全てトルコギキョウを使用し、背景にはその葉を利用致しました。トルコギキョウの繊細な優しいラインを活かし、子供のふっくらとした可愛らしさを表現するのに努力しました。様々な色は、日頃の研究を元に独自の調合で作り出したものばかりです。
【原画解説】
(原画1929年) ジェマイユ 彫刻の森美術館 所蔵
ガラス色彩と光を用いるジェマイユは20世紀に考案された芸術表現の一つ。つねに新しいものに興味を示すピカソはここで表現素材としてそのジェマイユを採用している。主題は、ピエロの服装をした息子ポールが使われている。白い服装のピエロや、菱形の多色のまだらが入った服装のアルルカンがピカソの作品に現れるようになるのは、彼がパリに住むようになってからである。彼はモンマルトルのアパート「洗濯船」の近くにあった「メドラノ・サーカス」をよく見に行っていたが、なかでも道化に興味を示し、主題にして描くようになった。それは、ただ人を笑わせるだけに見える道化が、実際はその化粧の下に悲しみや孤独を抱えており、生きていることの本質がそこにあると思えたからであった。
 
フラワーデザイン美風作品
「顏」
【出展者名】
フラワーデザイン 美風
脇坂 美風  森 洋子 梅田紀美子 畦地拡子 南本恭子  木村衣江 谷口絵美 西本幸子 仲 聡美


私達は、和歌山県を拠点に活動する楽習フォーラム会員です。手づくりプリザーブドフラワーを通して、花のある優しい暮らしをご提案しています。
親しみのあるピカソの絵画を、トルコギキョウで埋め尽くすこの制作は夢のある楽しい作業でした。ピッコロ、ロジーナ、つくしの雪など総数150本のトルコギキヨウをつぼみまで大事に咲かせ丁寧に加工しました。
香りの残るローズマリーやふわふわのカスミソウもすべて手づくりです。黒いトルコギキヨウの微妙な色合いを近づいてご覧下さい。
手づくりの楽しさが皆様に伝わると嬉しいです。メリークリスマス!
 
【原画解説】
1963年6月14日 丸皿 彫刻の森美術館 所蔵
1964年の夏、ピカソはフランソワーズ・ジローと共に、ヴァロリスで行われている陶芸の展示会へ出かけた。この時に彼は、粘土を手に取り3点の人物像を作っている。翌年の夏ピカソは再びヴァロリスを訪れ、自分の作った作品が焼き上がって保存されているのを見て、非常に喜んだという。それ以来、彼は「マドゥラ」という陶房でジョルジュ・ラミエ夫妻から惜しみない援助を受け、爆発的な勢いで作品を創り出していった。主題は広範囲にわたり、女性、鳩、みみずく、顔、闘牛、牧神、植物など、ピカソの得意な題材ばかりであり、伸び伸びと楽しんで制作したのが伝わってくる。作品からは彼のユーモアが感じられ、子供に帰ったようなピカソの感性に満ちている。
 
MAFD AMINO 作品
「模様のある皿」
【出展者名】
MAFD AMINO
網野妙子、中川和子 大川原まりこ
【協賛】
(株)アスク


木の実とスパイスの飾り花、トロッケンゲシュテックでの参加となります。
今秋トロッケンでは、はじめての本の出版に伴い、その中でも豆類のデザインではかなり反響を呼ぶことができました。今回も多くの食用ビーンズを使用して、MAFD AMINOらしく、表現してみました。
花、木、実、をはじめとする植物は、私たちに潤いと安らぎを与えてくれます。生活を楽しむためになくてはならない存在です。偉大なアーティストの作ったアートはまた 特別な存在と、生活に彩を与えてくれます。両方を備えることはとても難しいのですが気持ちを引き締めて挑戦させていただきました。
現代社会のスピードと緊張を求められる今、心のオアシスとなるべき木の実とスパイスの世界を皆様に楽しんでいただけましたら幸いです。
 
【原画解説】
1951年1月29日 丸皿 彫刻の森美術館 所蔵
陶芸はまず立体を作り、その上に色彩を施す。キュビズム時代より平面と立体の関係に常に関心があったピカソは、絵画的な要素と彫刻的な要素を合わせもった陶芸に次第に熱中していった。彼が魅せられたのは作品が焼き上がるまでの期待、そして焼き上がったあとの驚き、興奮であった。ピカソはヴァロリスに古く伝わる陶芸技術を経験豊かな職人たちに学び、瞬く間に習得した。さらに探究心旺盛な彼は、それらの因襲に捕らわれない新たな材質、色、形に次々と挑戦していった。粘り強い実験とピカソ独特のアイディアにより、新たなスタイルの陶芸作品が次々と生まれていった。
 
(株)東栄&アイ・エフ・グリーン作品 「牧神の顔」
【出展者名】
(株)東栄
アイ・エフ・グリーン(藤井保・山本菜穂子・佐々真千子・田中美穂)


私たちは国産プリザーブドフラワーショップ EYE・F・Green(アイ・エフ・グリーン)のスタッフです。プリザーブドフラワーの製造・販売・アレンジ等をしております。
今回のフラワーカーペット作成では、なんとか原画に近い色合いをだせないものかと挑戦してみました。
背景にはヒペリカムの葉をプリザーブドしたものを貼り付けました。これが以外に肩のこる、根気のいる作業で大変でした。
牧神の顔は、可愛らしさを失わない様、目・鼻・口等は特に丁寧に作成しました。
 
【原画解説】
1956年頃 小型タイル  彫刻の森美術館 所蔵
ピカソは陶芸制作を続けていくに連れて、徐々に陶器の実用性を無視した作品を多く制作するようになる。職人の投げ出した花瓶を拾い、あっという間に可憐な鳩に変形させたり、小さな壷を少し手を加えるだけで小さな女神像に変えてしまったりした。ピカソの手にかかると、どんなものでも生命を与えられるようであった。人々は花瓶が鳩や女性に、壷がみみずくに変貌するのに驚き、感動する。そして、あらためてそれらの形の自然さに気がつくのである。
 
手づくりフラワーワークショップ画像 通勤時に立ち寄られる方も多く、日替わりで行われたワークショップにも合計93名が参加されました。
 
主催: 丸の内オアゾ
企画: 財団法人彫刻の森美術館
運営: 楽習フォーラム
協賛: (株)コロネット、(株)サカタのタネ、(株)東栄、日本カウンセラー学院
後援: 財団法人日本余暇文化振興会
 
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