昨年11月24日を皮切りに、計6回の"ひとときサロン"と銘打ったボランティアサロンを催しました。他のボランティア団体の協力も得て、毛布やスポーツウェアなどの配布も行い盛況なうちに終了することが出来ました。
私もその中の一角で「手作りコーナー」を持たせていただき、様々な方に来ていただきました。ビーズ体験の希望者が多かったので1回に6名ずつ、作品が出来上がり次第次の方、という様に1日に何人もの方に来ていただきました。コーヒーやお菓子のコーナーでおしゃべりをしながらお待ちいただいたので、参加者にはそれも楽しかったようでした。
また、2日間来られた方もいらしたので、キットの他に念のため私が持参したビーズで三角ビーズを芯ビーズとしたスパイラル・ロープのネックレスを作成され、とても喜んでいただけました。さらに、もっといろいろな作品を作ってみたいと大変意欲的でしたのでボランティア終了後に手持ちのビーズや糸・針等を送りました。
仮設住宅に入居し、生活も少し落ち着いてきたこともあり、元々手づくりに興味のある方々はそういったものに飢えていたのだと感じました。
ビーズ作りをまだまだ続けたいという方も大勢いらしたのですが、自身の活動時間の制約もあり全ての思いに応えられなかったことが残念でなりません。それでも、後日私がビーズをお送りした方々の中で私が行けなかった日にもビーズ作りのリーダー的存在になって運営して下さったがいらしたと聞き、とても感激しありがたくて涙が出ました。
コロネット様から頂いたキットは全て無駄なく使わせていただきました。また、少し体の不自由なお年寄りで「孫にプレゼントする」と2時間かかってウサギとカエルのブレスレットを作成し、大事に懐へ入れ満足そうに持って帰られた方がいらっしゃいました。そんな姿を見られただけでも石巻まで行って良かったと思いました。
手作りは一生懸命になれる時間であり、悩みを一時的にでも忘れていられる時間を作るという意味でも避難生活をしている方々に喜んでいただけたのかと思います。
今、仮設住宅で避難生活をする方々にビーズ作りを続けていただく方法はないかと考えております。 |