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イベント・体験会

2012.10.01

「愛・手づくり支援フォーラム」支援キットプロジェクト  開催報告レポート

Vol.30

 宮城県本吉郡南三陸町 開催 今出川 加奈子 さんからのレポート

開催日 2012年8月5日(日) 参加者 大人12人   6日(月)大人 10人
会場:入谷サテライト福祉仮設住宅 荒砥第2期仮設住宅集会室


  1泊2日で南三陸町に行ってきました。今回は、ジュエリークロッシェのストラップ。
それぞれの会場で楽しんでいただけました。

 5日は入谷福祉仮設住宅。前回は平日で参加できなかった方もいらしたため日曜日に開催しました。福祉仮設の職員さんが仕事の合間をぬって参加いただいたり、参加できない方の分を「代わりに作っとくよ〜」と見事なチームプレイに関心。また、お隣の仮設住宅からもご参加いただきました。かぎ針の経験がある方はループクロッシェをすんなり理解し、「昔、カバーとか作る時にビーズ入れたりしたよね」と懐かしいお話しを弾ませながら取り組んでいらっしゃいました。ビーズを1個ずつ入れる箇所と数個入れる箇所への切り替わりに苦労されたようですが、だんだんにレシピの見方も覚えられ、無事完成となりました。この日はかき氷を提供してくださるボランティアさんも訪問しており、ビーズ講習会後はかき氷でフル回転した頭と指先をクールダウン(笑)。支援フォーラムもそうですが、全国から温かいご支援を頂いていることを実感しました。
 翌日は荒砥仮設に伺いました。「○○さん、今日病院で来れないから私が覚えていかなきゃならないんだ」と講習を心待ちにしていただき嬉しくなりました。皆さん、かぎ針はお得意とのことなので、本当にあっという間に出来上がりました。「ネックレスが大変だったから、また時間かかると思っていたんだけど、通してもらってたから簡単にできた。」とのこと。キットを作っていただいた先生方に感謝です。1時間もかからず終わってしまったので、皆さん「ちょっと待っててね」と、漬物やら紫蘇ジュースやらお菓子を持ち寄り茶話会が始まりました。私もお料理の作り方を教えてもらったり、生活のご様子を伺ったり。お話してるうちに、「こうやって自分たちが作ったものが商品になったら、生きがいになるんだけどねえ」とポロリ。移転先等、これからの生活の目途が立たず、でも、こうして手を動かしていると忘れられるとのこと。
 震災の前は家族で漁業に従事している方が多く、年配になっても役割があったけど、今は働く場所がないそうです。こんなお話しを伺っていると切なくなりますが、支援フォーラムの目的である「手づくりで、少しでも元気に・・・」という思いが届いていることを感じました。


開催日 2012年9月3日 参加者 大人9人
会場:荒砥第2期仮設住宅集会室

 今回はリリアンのストラップ。私はリリアンをしたことがないので、事前に私の先生である阿部由美先生にレクチャーを受けてからの講習会となりました。試作品を作ってみると、不器用な私は、端っこのこぶ結びの加減がイマイチ。先生から「こぶ結びが上手くいかない時はリング状にしては」とアドバイスをいただきました。それと、「(先生は)行けないけど、ビーズを差し上げるので、皆さん好みのリリアンに仕上げてね」とビーズをいただきました。
 荒砥は今日で3回目。皆さんとも顔なじみになりました。「今日はリリアンをします」と言うと「懐かしい〜。でもどうすんだっけ?」と。おしゃれなニッターにも「昔と違うね」と興味津津。なんとか糸をかけ終えると、皆さん夢中で手を動かされます。最初は加減が分からず苦労している方もいらっしゃいましたが、終わった方が教えてくださったり、「目が疲れてできない〜」という方の分を編んでくださったり。短めに編むと言ってたのに、気づいたら最後まで編んだのでデザインを変更!等、楽しい時間でした。先生からお預かりしたビーズも使っていただき、自分好みのリリアンストラップの完成です。初めて作られたのに目が整っていてすごくきれいです。
 荒砥の皆さんからこれまでの感想を伺うと、「スルーキットでクロッシェを作るのが一番楽しかった」と。有料でもいいから欲しいという方もいらっしゃいますが、フォーラムの通販だと価格が・・・。「無料レッスンだから受けられるけど、今は趣味にお金をかけられないの。お手頃価格(\1000以内)のキットと無料講習を続けてくれたらいいのに」とのご意見がありました。

開催日 2012年9月17日 参加者 大人12人
会場:入谷サテライト福祉仮設住宅

  入谷の講習会は3回目。いつもの手づくり好きの方々が待っててくださいました。しかも、1回目に作ったネックレスをして「ネックレスに合う服に着替えてきたんだよ」等、大切に使ってくださっているのが伝わります。また、後で友人に聞いたら、施設職員さんの中には夜勤明けで参加してくださった方もいたとのこと。私が驚くと「『今度何作るのかなあ』ってみんな楽しみに待ってるんだよ」と嬉しい感想が。
 さて、今回はリリアン。顔なじみとなった図々しさで"最初に覚えた方はお隣さんにも教えていただく講習"をお願いしたところしたところ、皆さんに快くご協力いただき2時間弱で完成しました。糸に張りがあるのでいつの間にか外れてしまい「きれいに作りたいから」と何度もやり直している頑張りやさんもいらっしゃって頭が下がりました。私の先生、阿部由美先生からお預かりしていったビーズも使っていただき、出来上がった作品はそれぞれに個性的で素敵です。これまでは参加された方の記念写真でしたが、今日は完成作品も記念写真を撮りました。
 実は、ストラップと一緒に写ってるピンクッション。職員さんの手づくりです。「いつも手づくり支援フォーラムの先生方に楽しい時間を過ごさせていただいてるからお渡しして」とお持ちになられました。でも、私はキット作成ボランティアの先生方とはお会いしない旨をご説明したところ「いろんな方が被災地だって支援してくれることがありがたくてね」と。改めてフォーラムの先生方のお気持を届けることに携わらせていただいていること、参加者の方のお気持ちをお伝えする機会を与えていただいていることに感謝しました。
 私は、同一箇所での講習会を行ってきました。それを通じて思ったことは"多くの方に愛・手づくり支援フォーラムを広めることは必要なこと。それと併せて継続的な支援も必要ではないか"ということです。震災から1年半が過ぎ、余暇活動のボランティアさんの訪問は減少傾向にあるそうです。ボランティア活動なので提供側の都合が優先されることは否めませんが、そんな話を聞くとせつなくなってしまいます。生活の先行きが見えないなか、手づくりを楽しむことは生活の質を高めています。支援フォーラムが提供する目新しい手づくり作品を知ることは南三陸の皆さんの楽しみでもありました。今後の事業検討の一意見として受け止めていただければ幸いです。


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