アーティフィシャルフラワーをメインに、
オートクチュール・フルール認定講座で学んだ「テクニック」と「アイデア」「センス」をプラスした
素敵なブーケ作品をご応募いただき、ありがとうございました。

                  桂由美先生からの総評

 ユミカツラ設立50周年を記念した作品コンペティションに作品応募いただき、たいへん嬉しく思います。  まずは、皆さまに「本当に素晴らしい」と申し上げたい。  どの作品もバランスが良く、皆様のこれまでの技術面における努力に加え、その想いまでも受け取らせていただきました。  今回、審査には本当に時間を費やし、何度も何度も見せてもらい、ウェディングシーンで花嫁を輝かせるブーケとして特に優秀と思われる作品という観点で作品を選ばせていただきました。  皆様の今後益々のご活躍を大いに期待しています。

 
優秀作品
 
梅村 里美
フラワーボール

受賞者コメント:ブーケを丸いボール型バックのように作ってみました。
ビーズとリボンで お花のように見立てたパーツを作り、一工夫してみました。


審査員からのコメント:
大きさやバランスがとても綺麗なブーケです。優しくナチュラルでさわやかな印象。(恒石小百合先生より)


 
梅村 里美
若草色のブーケ


受賞者コメント:
スタンダードな形のブーケに
カジュアルな雰囲気を出したくアイビーや淡いグリーンのお花を入れてみました。


審査員からのコメント:
白のウェディングドレス合わせると若草色がさわやかなハーモニーを醸し出す、グリーンのバランスがとても綺麗なブーケです。(桂由美先生より)
 
 
石井 美和
ドラマティックベリー


受賞者コメント:
スペシャルな存在感で魅せるブーケ。正にオートクチュール・フルールの王道に相応しいラグジュアリーなstyleブーケ。ゴージャスなdesignブーケはゲストの注目を集めるはず。


審査員からのコメント:
扇型は洋風ウェディングドレスに合わせるのが難しいが、ややラウンドに近づけることで洋的感覚をうまく出し、華やかかつ可愛らしさのあるブーケです。(桂由美先生より)
 
石井 美和
ゴールドシャワー


受賞者コメント:
伝説の花嫁・・・幸せへの願いを込めて、全ての花嫁に幸せの光が降り注ぐ優しく光を放つシャイニングブーケは花嫁の動きに合わせ光を放つゲストも会場も幸せのゴールドシャワーに包まれる瞬間、伝説の花嫁の誕生です。


審査員からのコメント:
光は今のブライダルトレンド。流行をうまくとらえ、優しさのある素敵なブーケです。(桂由美先生より)
 
大音 知子
サムシングアクア マリアージュ


受賞者コメント:
花嫁の幸せを願い、サムシングブルーをテーマにピオニーのターコイズブルー、ライトブルー、ピンクを組みかえて、アーティフィシャルフラワーにしかできない現実にはない花を作りました。
爽やかさをブルーのグラデーションで演出してみました。
レースあじさいを使いブーケの中に可愛いミニブーケを忍ばせました。レースあじさいの上品なピンクをアクセントに使うことによりホワイト系にもベージュ系にも合わせやすくしています。


審査員からのコメント:
アーティフィシャルフラワーの良さを出され、ソラバナで上品に仕上げられていて、とてもエレガントです。(恒石小百合先生より)
 
川口 真澄
紅い花…みやび


受賞者コメント:
三種類の花びらを使って、花嫁さんの心を表現しました。
優しさと華やかさとそして希望。
レースチューリップの花びらは、とてもきれいにその存在感を出しています。
ドレスはもちろん、和装のブーケとしてもきれいです。


審査員からのコメント:
赤とピンクが絶妙なバランスでシルエットがとても美しいブーケです。ウェディングドレスで持った時のバランスが良く、幅広くウェディングで使用できます。(桂由美先生より)
 
廣野 京子
愛の調べ


受賞者コメント:
ラグジュアリーカラーのパープルと、大小のパールで、静かに育んだ愛を雪柳の力強としなやかさで表現しました。成熟し自立したお二人のジャパニーズモダンです。 花材ー アマリリス、パンダオーキット、ダリア、トクサ、ラナンキュラス、オンシジューム


審査員からのコメント:
大人な方にとてもお似合いになりそうな上品なブーケです。色の組合せも素敵です。(恒石小百合先生より)
 
中嶋 久美子
扇ブーケ


受賞者コメント:
扇を使ったブーケです。多種類の花びらを使い、花バージョンと、キジをモチーフに架空の鳥が未来に向かって飛び立つ姿を表現したバージョンです。タペストリーの扇も外せます。
扇の裏側も花びらで飾られています。
使用時は手元にタッセルがつきます。
一枚ずつ編集ができず、1作品として応募させていただきました。よろしくお願い致します。


審査員からのコメント:
和洋どちらにも合う素敵なデザインです。いろいろ考えられていて素敵です。(恒石小百合先生より)
 
田阪 かおる
Quatre fois Neuf (カトル.フォア.ナフ)


受賞者コメント:
愛と美の象徴のバラと、輝く人生になってほしい思いを込めゴールドを使用しました。
タイトルのQuatre fois Neufはフランス語で、人生の節目節目でより美しくなる新しい自分をという意味です。


審査員からのコメント:
ゴールドを活かしたブーケは白のウェディングドレスには難しいが、程よい分量で品格と華やかさが感じられるブーケです。シャンパンカラーのドレスにぴったり。(桂由美先生より
   
 
応募作品一覧
 
梅村 里美
ラブリーバック
梅村 里美
サンセット
末吉 奈々
crescendo(クレッシェンド)
愛と美の象徴のバラと、輝く人生になってほしい思いを込めゴールドを使用しました。タイトルのQuatre fois Neufはフランス語で、人生の節目節目でより美しくなる新しい自分をという意味です。 南国のブライダルのイメージで作ってみました。カラーと葉以外は、5つのミニブーケとして分けられるようになっています。)  いつもは引き立て役の花々であるアジサイ、リシアンサス、レースフラワーをそれぞれソラバナにすることで可憐な中にも力強さを感じる美しさを表現し、マムのガーランドでさらに存在感のあるものにしました。

 
岩藤 貴恵
エレガント 煌きの 
スプリングガーデンウエディング
川口 真澄
碧い花…海のしずく
大林 加奈
ホワイトハーモニー
PRIMAアーテイフィッシャルフラワーとスワロフスキーエレメントで制作したオーナメントをエレガントに合わせてみました。春を待ちこがれる気持ちで、ホワイトとグリーンを基調に、爽やかながらエレガントなガーデンウェディングをイメージして、エアリーに制作しました。PRIMAのジャスミンをフィーチャーして、スワロフスキーとパールビーズのジャスミンモチーフのオーナメントと小花のストリングオーナメントを合わせることで甘くなりすぎず、一味違った個性あるブーケにし仕上げてみました。 個性的なブルーのブーケ。花嫁さんが動くたびに、揺れるしずくのようなビーズたち。華やぐ花嫁さんの心のようです。 大ぶりのマムをバラバラにして、横に流れるラインを作り、そこにトルコキキョウやクリスマスローズなどを使ったソラバナを添えました。微妙に色合いの異なるホワイトを組み合わせることにより、花嫁の心にある未来への期待と不安の入り混じる気持ちを表現しています。
 
 
小島 瑠実子
おぼろ月夜のブーケ
近藤 眞子
碧のバックブーケ
西田 尚子
The Blue Bird of happiness
~幸運の印~
夜のウェディングパーティをイメージして作りました。大人っぽい雰囲気になるように青紫系の花を中心にしましたが、花の間にオーガンジーの布をはさんで夜空に浮かぶ薄雲に見立て、暗くならないように意識しました。 貴協会を知って、一番最初に惹かれた青の花びらで、青の好きな友人のお嬢さんのために、爽やかでいて、清楚なブーケを作りました。 幸せの青い鳥2匹に込めた幸運の印をブーケに託しました。幸せの涙は世界一軽い特別なパール(エアパール)に託し、センターフォーカルのピオニーライトブルーとレースチューリップの花芯に使用しております。今回はブルーカラーが生きる様に、未完成のお二人を力強く支え得るデニムフラワー(濃淡2色)、ふわふわとした柔らかいモールアートでハート、四つ葉のクローバーなどを取り入れました。
 
 
 
道井 聡美
ピュア
稲野辺 智子
花美 HANABI 華に
☆艶に☆雅に(ブーケ・花嫁に贈る)
 
純真可憐な花嫁をイメージして幸せになって…というおもいを込めてサムシングブルーのブーケにしてみました。 第5回アーツJクラフツ展2011で「桂由美賞クリソスクリエイター賞」を受賞した作品です。日本の美しさ魂の力強さを表現しました。東日本大震災発生後に、散乱したまだ、余震の続くアトリエで祈る思いで手を動かし制作した忘れる事のできない作品。震災後、ずっとアトリエに飾られたままのこの作品を、この機会にぜひ一人でも多くの方に何かを感じていただければと思い出品いたしました。