Gakusyu forum With Me ― 私と楽習フォーラム ― 

楽習フォーラムで叶えたたくさんの夢を、
皆にも叶えて欲しい

関けい子先生(Charm)

ご自身のことを「好奇心旺盛」と語る関先生。その言葉通り、様々な新しい素材・技法を作品に取り入れたり、講師活動の中で立てた目標を次々と達成されていきました。そんな関先生のお教室は、おしゃべりと笑顔が絶えない活気に満ちた場になっているそうです。現在は後進の育成に励んでいるという関先生からのメッセージです。

 

趣味から資格を取ってプロ講師へ。口コミで活動が広がった

―講師になられたきっかけは何でしょうか。

学生時代の友人から手作りのビーズアクセサリーをプレゼントされてビーズに興味を持ち、趣味として始めました。
娘が幼稚園に通っていた頃、ママ友に「ビーズアクセサリーの作り方を教えて」と言われ、最初は独学で学んだことを教えていたのですが、人数が増えてくると「資格もないのに人からお金を取るの?」と厳しいご意見をいただくこともあったため、楽習フォーラムのビーズアートスキルの通信講座で学び資格を取得しました。

その後、娘が通っていた幼稚園のPTAつながりで教えたり、小学校に入ってからは学校の生活支援のイベントで親子に教えたりなど、活動する機会が増えていきました。その噂を聞いた他校や市からもご依頼いただくことも。
講師活動をしていると、「ここで販売して欲しい」「ここで教えたらどうか」など、周りの方からお声がけをいただいて、活動が広がっていきました。皆さんのおかげで講師としてより成長できました。

企業とのやり取りをする場合、普段アクセサリー作りをされていないと、作品だけでは講師がどのくらいの技術があるのか分からない方も多いようですが、認定資格を取得している事で一定レベルの技術を持っているという大きな目安になるようです。

 

出版やテレビ出演も! 楽習フォーラムで叶えた夢

―講師の仕事を続ける中で、良かったことは何でしょうか。

講師業を続けることは日々の勉強が不可欠ですので、その分、制作スキルだけに留まらない様々なことを学ぶ機会に恵まれました。講師として私の前を走っている方はたくさんいて、その方たちの活動に素敵だな、輝いているなと憧れを抱き、いつか自分もその場に立ってみたいと次々と目標が出てきました。私は楽習フォーラムでたくさんの夢を叶えることができました。


―どのような夢が叶いましたか。

ビーズ雑誌に私の作品を載せてもらうこと、コンテストで上位に入賞すること、楽習フォーラムからキットを出すことや全国各地の教壇に立つこと、講座のカリキュラム委員になること、伊勢丹での販売、本の出版やテレビ出演、ビーズアンドボタンショーで講師をするこなど、思い描いていたほとんどが叶いました。

夢を叶えるために当時は作品をいっぱい作っていました。好奇心旺盛だったので気になった技法はすべてやってみる。若い頃のほうが貪欲じゃないですか。それが上手く軌道に乗って、運も良かったんだと思います。

今の私の夢は、もっと多くの方に活躍して欲しいので、後輩を育てることです。後輩の先生をお教室にゲスト講師として招いてランチ付きの講座を開催したり、作品販売の依頼が入ったら生徒さんを紹介して作っていただいたりしています。

 

良い作品を作るコツは 素材を好きになること

―関先生には、おとなのバッグやリリアンジュエリーなど、講座の立ち上げにご協力いただいています。新しい素材や技術を作品に取り入れるために、どのような工夫をされているのでしょうか。

私はもともと好奇心旺盛な性格で、新しいことにチャレンジするのが大好きです。「楽しい」と感じたことは自らの学びに変えて、さらに多くの方々へ伝えたいと思っています。そのために「分かりやすい」カタチにすることを心がけています。

講師活動をする前は、化粧品の商品開発の仕事に携わっていました。常に先のことを求められる部署でしたので、その経験が活きているのかもしれません。

新しい素材を見つけると、つい買っちゃいます。素材を使いこなせるようになると、作品のクオリティが高くなりますよね。素材に慣れないうちは扱いにくかったり始末が下手だったりしますが、「嫌いだな」と思っていたらどうしても上手くならないと思うんですよ。
使いこなせたら「もっと良い作品にしてあげよう」という想いが出てくるので、私は優しい言い方で「素材と仲良しになってね」と言っています。

素材と仲良くするポイントは好きになること。素材の質感が好きとか、色が好きでもいい。その素材を使った作品が完成したらどこに持って行こうかなとか考えると、楽しくて作業も早くなると思うんです。
私もプライベートで作品を作る時は、どの洋服に合わせようとか、どんな色や素材が合うか、このバッグでどこに出かけたいかなどを考えて作っています。

 
 

こんな時代だからこそ、笑顔が絶えない教室作り

―お教室づくりで工夫していることは何でしょうか。

コロナ禍の影響は受けていますね。私はリアルな教室を主にやっていきたいと思っているので、時代には合わないのかなとも思っています。ですが、対面ならではの温もりあるコミュニケーションを通じて、皆が一緒に楽しく学び、笑顔でお帰りいただけるように心がけています。
生徒さんに「他では外出していないんだけど、先生のレッスンだけは行く」と言っていただけるとすごく嬉しくて、励みになっていますね。

わざわざレッスンにお越しいただくからには、楽しい気分で笑って帰っていただきたいなと常に思っています。もしかしたら、テクニックの説明よりも雑談のほうが多いのかもしれないですけど(笑)。レッスンがスタートしてから皆のおしゃべりがおさまるまで30分以上かかったりします。すごく賑やかで「ちょっといいかな、聞いていただいていいかな」と仕切るところから始まることもあります。
特に今の時期はしゃべりにくいじゃないですか。だから教室では思いっきりしゃべっていただいていいので、いつも賑やかです。

最初は一人でレッスンに来られた生徒さんも通ううちにお友達ができて、その輪で販売会に出られたりする方も結構いらっしゃいます。生徒さん同士をつなげてあげる役割ができているのかなと思っています。


―楽習フォーラムに出会う前と後の人生において、「変化した」と思われることは何でしょうか。

OLをしていた頃は会社に使われる身で、周りは上司の方が多くて、言われたことを十分に仕上げていくことが主な仕事でした。
ですが講師の仕事は、私自身が主体ですので、全て自己責任の活動になります。マイペースでできる分、トラブルが起きたら自分ですべてを解決していかなきゃいけない。自分で提案して広げていかなくては仕事が広がらない。仕事における覚悟と責任感が増しましたね。

おかげさまで多くの生徒さんに恵まれましたが、それぞれ好みの違う方々に楽しみながらレッスンを続けていただけるような、新たな課題の提案にはいつも悩みました。楽習フォーラムでは様々な講座を開催しているのでとても助けられています。

 

Column

 

関先生の心に残るキット
おとなのバッグ レシピブックシリーズ

「バッグは自分の好きな色で作りたいという方も多いことからスタートした企画です。私は監修として携わっています。新しいデザイナーさんの活躍の場としてバックアップしていきたいなと思っています。自分の作品の本が出ることってすごく嬉しいし励みになりますよね。後輩の素敵な作品があるのなら、どんどん取り上げたいなと思います」と関先生。レシピと材料を別にして販売し、コードやネットは好きな色で作ることができます。様々な種類のバッグやチャーム、小物のレシピがあり、作品デザインには多くのデザイナーさんが参加されています。

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