Gakusyu forum With Me ― 私と楽習フォーラム ― 

良きライバルである講師仲間、
活動を応援してくれる生徒さんに出会えた

梅本亜紀先生(petit)

大人可愛いジュエリーのオリジナルデザインを得意とする梅本先生は、関西地方を中心に講師やデザイナーとして活躍されています。「楽習フォーラムの資格を取得したから出会えた」という講師仲間や生徒さんなど、かけがえのないご縁を日々大切にしながら活動されていることが伺えます。

 

「教室をやってくれませんか?」。生徒さんの声に背中を押された

―ビーズで手作りを始められたきっかけは何でしょうか。

百貨店で一粒ダイヤをテグスのような透明な糸であしらったジュエリーを見て、欲しかったのですが高くて買えなかったところ、手芸店で似たようなビーズで手作りできることを知りました。それで材料を買ったのがビーズを始めたきっかけです。
はじめのうちは我流で作っていたのですが、自分の作り方が正しいのか確認したくて楽習フォーラムの資格を取得しました。最初はお教室というよりもママ友との手作りサークル的な感じでやっていて、ママ友と材料を買いに行ってビーズアクセサリーを好きなように作っていました。

その後、夫の転勤のため兵庫県西宮市に引っ越してから、楽習フォーラムにお話をいただいて、大丸心斎橋店の催事イベントに3日間だけ出展させてもらったんです。お客様のお一人が、「教室はやっていないんですか? もし良かったらやってくれませんか?」と言ってくださって、本格的にお教室を始めることにしました。そのお客様が一人目の生徒さんで、今も通ってくれています。しばらくは少人数でお教室をしていたのですが、生徒さんが増えたのはモードジュエリーの資格を取得してからですね。


―モードジュエリーを取得されてから、お教室の反響はいかがでしたか。

近所のビーズショップやカルチャーセンターなどでも不定期の講師活動をしていたのですが、「モードジュエリーの講座もできます」とスタッフさんやお客様にお伝えしたら反響が良くて、自宅教室までモードジュエリーを習いに来られる生徒さんが増えました。
モードジュエリーを学んでからは、より形が複雑なものや凝ったものを作れるようになり、完成度が上がったと思います。

生徒さんの中には、本物のジュエリーをたくさんお持ちの方もいらっしゃって、ジュエリーは見慣れているからか、手作りで他にはなさそうなデザインに惹かれて作ってくださる方もいらっしゃいますね。
「楽しかった」「作りたいものが作れて嬉しい」と喜んでいただけると、講師をやっていて本当に良かったと思います。

 
 

資格を取得したから出会えた、かけがえのない仲間たち

―講師活動を続ける中で大変だったことは何でしょうか。

がんを患い、手術と入院のため講師の仕事を休まなくてはならなくなったことです。コロナが大流行する前の時期で、手術の1~2週間くらい前までは通常通りお教室をしていました。生徒さんが心配してくださって、元気づけてくださって、ありがたかったです。

入院中は、手術後も割と元気だったので、持ち込んでいた余合先生デザインのキットを作ることもありました。気分転換になって、いつもビーズに助けられていると思います。
退院後も抗がん剤治療が続いたのですが、調子が良い時は少ない回数ですけどお教室を再開して、それも気分転換になりました。
「待ってます」とおっしゃっていただける生徒さんがいてくださったので、乗り越えられたと思います。


―楽習フォーラムに出会って変化したと思うことは何でしょうか。

一言で言うと人間関係です。物作りが好きな生徒さんや、尊敬できる先生方、講師仲間に出会えたことです。年齢も環境も違うけれど、同じ「物作りが好き」ということで出会ったかけがえのない方たちです。資格を取得しなければ出会えなかったと思います。


―その中には、百貨店などでご一緒に出展される櫻井恭子先生、池田理和先生との出会いもあったのですね。

櫻井先生は、私のブログを読んでくださっていて、関西で初めて出展した時にお声をかけてくださいました。その後モードジュエリーの研修会で一緒になり仲良くなりました。池田先生は、同じビーズショップの講師をされていてお名前は知っていてもお会いしたことがなかったのですが、イベントの出展時に初めてお話ししてからご縁ができました。

3人で一緒に出展を始めたのは末っ子が幼稚園に入った頃で、一人では朝から晩までの出展はできなかったので、一緒に出展してもらえてありがたいと思いました。出展時にはそれぞれが新作を考えてくるので、素敵な作品は褒め合って刺激になります。良きライバルであり、助けてもらっています。

 

心がときめいてワクワクする、大人可愛いデザインを!

―百貨店には、どのような想いで出展されていますか。

生徒さんも来てくださるのですが、普段手作りをされない方や、キットではなく完成品をお求めの方も来られます。たくさんの方に作品を手に取って見ていただける、貴重で大切な機会なので、心がときめいたりわくわくしていただけるアクセサリーを提供できるようにと思っています。 お客様からは、「あまり他では見ないデザイン」「大人っぽくて可愛い作品」と言っていただけることが多いです。


―デザインで心がけていることは何でしょうか。

楽習フォーラムでせっかく技術を習ったのだから、オリジナルでも作品を作ってみたいなというのは常にありました。
基本的にオリジナル作品は自分が好きなデザインで作っています。洋服に合わせて、「こんなアクセサリーが欲しいな」と思うところから始まっていますが、ハイブランドの洋服の色や素材など、流行の情報も集めてデザインに取り入れたりします。


―最近お気に入りのテクニックは?

ソウタシエですね。最初は苦手だったのですが、たくさん作って練習したら、オリジナルデザインも思いつくようになった気がします。ソウタシエはコードのカラーがたくさんあって、色の組み合わせが無限にあるところが、お気に入りの理由の一つかなと思います。コードで作品をつくることが今までなかったので、面白いなと思いました。


―今後の目標をお伺いできますか。

今までもこれからも、生徒さんの希望にできるだけ沿ったアクセサリー作りを提供しながら、楽しかったと思われる教室作りをしていきたいです。また楽習フォーラムで学んだことを活かしたオリジナルのデザインも、もっと増やしていきたいです。


Column

 

梅本先生の心に残るキット

リボンワークでつくるFeminine Ribbon Bijou Brooch
(デザイン 梅本亜紀)

私がデザイナーとして携わった作品で、神戸で流行していたリボンワークを取り入れたデザインです。キットにするために色選びや材料数が限られたことなどが大変だったように思います。私がリボンワークを知ったのは、生徒さんから一緒に習いませんかと誘われて、リボンワークを教えている団体で学びました。楽習フォーラム用により分かりやすくアレンジして作り方を考えました。

レザーコイルのモノトーンネックレス
(デザイン 余合ナオミ)

楽習フォーラムでビーズスキルの資格を通信で取得して以来、子どもも小さかったので講師活動などはしていなかったのですが、ワイヤーワークを学びたいと思っていた頃に、こちらの作品が表紙に載っていた本を見つけて、こんな作品が作れるようになりたいと思った印象深い作品です。またモードジュエリーを取得してから教室の幅が広がりました。

ビジューソウタシエのFUNキット全般
(デザイン funクリエイティブ)

今までにない素敵なBOXに入っているので、一目でわくわくしました。初めての方やまだ楽習フォーラムのことを知らない方でも作っていただけるようにセットされたキットはどれも素敵だと思いました。

Voice   生徒様の声

 

センスが良くおしゃれでお人柄も気さく。梅本先生に教わりたかった。

(七里輝子様/兵庫県)

私はもともとビーズ雑誌に掲載されていた梅本先生の作品のファンでした。ある時、ビーズイベントに偶然梅本先生が出展されていて、その時の作品も好みだったので自分でも作ってみたくなり、先生に教わりたいとその場でお伝えし、教室を始められたらぜひ通いたいとお願いしました。
梅本先生は、センスが良くおしゃれで、それでいて気さくで話しやすい方です。出会った時から今でも変わっていません。先生のお人柄の良さも魅力で、作品はもちろんのことお人柄にも惹かれて、私のように長年通われている生徒さんも多くいらっしゃいます。レッスン中は分からない所があれば横について教えてくださって、スムーズに進められるよう、常に気を配ってくださるお優しい先生です。
お教室は少人数でアットホームな雰囲気の中、自分の好きなものを自分のペースで作れるところが気に入っています。
先生が作られるアクセサリーは、その時の流行を取り入れつつも色々な技法が学べるようになっているので、作っていても飽きることがありません。そして、幅広い年齢層の生徒さんにも対応できるデザイン力の高さと豊かな発想力にも学ぶところが多いです。先生からはまだまだ学びたいことがありますので、これからも通い続けたいです。

Information

 


TOP