\\ 第1期生募集中 //

※1期は楽習フォーラム会員限定です

ものづくりアカンパニスト養成講座

何かのことで困っている方にそっと手を差し伸べる。
とても穏やかな風景。
でも手を差し伸べるだけでなく、その空間や時間を共にしながら、
笑ったり、悩んだり、楽しんだりする事ができたら。
教える人、教えられる人の関係ではなく
お互いの想いを共鳴させながら特別な時を創造していく…


「ものづくりアカンパニスト」って?

アカンパニストとは、伴奏者の意味で、「技能者として指導する人」ではなく「ともに楽しみ、ときに支援し、ともに喜ぶ人」のことです。ものづくりアカンパニストは、手芸やクラフトワークといった「ものづくり」を通して高齢者の自己効力感を高め、QOL向上を図るスペシャリスト。

「ものづくり」は作るという行為が楽しいだけではなく、新しい学びのわくわく感や初めてのことに取り組むチャレンジ意識、完成したときの達成感が得られます。また、つくったものを家族や友人にプレゼントして感謝されたり、会話が生まれたりします。「ものづくり活動」への参加は、認知機能の向上や失敗不安の軽減、ひいてはQOL向上の効果が期待できます。

ものづくりアカンパニスト養成講座で学んだ知識とノウハウは、ご自身やご家族、カルチャーセンターや高齢者施設などさまざまな場所で活かすことができます。ものづくりの専門家や経験がなくても大丈夫!どなたでも目指しやすい資格です。

さらに、資格取得してものづくりアカンパニスト会員として登録すると、作業療法士の監修を受けた、初めての人にも取り組みやすいものづくりキットを動画とテキストで学ぶことができ、プレゼントしたり教室で活用することができるようになります。

講座の特長

ものづくりの技能は必要ありません

あまりものづくりの経験がないから不安……という方もご安心を。ものづくりアカンパニスト養成講座は、加齢による聴力や視力、筋力など身体的な衰え、認知機能の衰え、心の変化についての知識と、そのような状態の方にどのように寄り添えばよいかを学ぶ知識講座です。

すぐに実践できるノウハウが充実

一般的な寄り添い方に加えて、「ものづくり」という楽しみの時間を前提とした寄り添い方を学びます。寄り添いのプロである作業療法士の方々の経験に基づく具体的な事例や声がけ方法などが盛り込まれており実践に役立てます。資格取得後は、学んだことを活かしてこれまでの寄り添い方に工夫を加えていただいてもよいですし、当社で提供しているさまざまなものづくりキットをご活用いただくこともできます。

「ものづくりアカンパニスト」の必要性

手芸はひとりでもできる、そう思う方も多いと思います。ひとりで家で手芸をしている人は新しいこと、ひとりではできなそうなことは敬遠しがち、やったことのあることをできる範囲でやる傾向があります。脳をフル回転して初めてのことにチャレンジして、達成できたときに大きな満足感を得ることができます。はじめてのことへの不安感情を払拭し、できないことに差し掛かったときにそっと手を差し伸べ、ともに完成をよろこびあえる。それがものづくりアカンパニスト(伴奏者)です。

ものづくりアカンパニスト養成講座カリキュラム考案者・教科書著者

小川敬之 ( おがわのりゆき)
京都橘大学 健康科学部 作業療法学科教授
認知症専門作業療法士
15年以上の臨床を経て、作業療法士の教育研究に携わる
NPO法人地域支援センターつながり 理事長
合同会社 SA・Te 黒潮 副代表
認知症の人と家族の会 調査委員会委員
NPO法人地域共生開発機構ともつく 副理事長

科学的な実証研究成果に基づくカリキュラム

認知症予防、フレイル予防は日本の大きな課題ですが、国民の安全を守るため、科学的実証(エビデンス)に基づく商品・サービスが要請されています。当社が東京都健康長寿医療センターと共同研究した実証研究では、寄り添い講師が介在し、定期的なものづくり活動を行った結果、継続率・満足度ともに高い成果を得ることができました。またこの活動によって、認知機能の改善や失敗不安の低減結果を得ることができました。これらの成果はいずれも論文発表されています。ものづくりアカンパニスト養成講座は、これらの科学的実証成果に基づいて開発されています。

2020~2021年

認知機能低下抑制のための“ものづくりプログラム”の認知機能への介入効果実証(東京都健康長寿医療センター)
第80回日本公衆衛生学会総会にて発表

2020~2023年

経済産業省「認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」3か年採択(株式会社オールアバウトとして)
第16回・第17回日本応用老年学会にて発表

経済産業省HPの採択事業者一覧(令和2年度公募分)はこちら
(リンク先の8項目目「認知症共生・予防」の”サービス産業強化事業費補助金の採択企業の詳細は~”より確認いただけます)

2023年~

経済産業省「令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(サステナブルな高齢化社会実現及び当事者参画型開発普及に向けた関連事業)」当事者参画型開発実践企業に参画

2023年~2026年

国立研究開発法人日本医療研究開発機構の令和5年度 「予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(エビデンス構築促進事業)」における「楽しみとやりがいの創発による認知症共生:社会参加型創作教室プログラムに関する研究開発(東京都健康長寿医療センター)」に参画

学習のステップ

副教材にものづくりキットが2点はいっていますが技能試験はありません。教科書と動画で学習する知識講座になります。一晩で教科書を読んで解答することもできますが、じっくりと理解を深めながら、一生使える知識として学んでいってください。

STEP1 まずは知識講座から

第一章 知識を深める
第二章 アカンパニストの心得
第三章 学術的な側面からみたものづくり
第四章 認知症の人がみている世界

文字が大きくみやすい教科書です。
マンガやイラストで理解がスムーズ!
専門用語もわかりやすくかみくだいた表現にしていますので、スムーズに読み進められます。

STEP2 ものづくりキットを作ってみる

ものづくりアカンパニスト養成講座にはものづくりの技能試験はありませんが、ものづくりのシーンをイメージしていただくために、ものづくりアカンパニスト用に開発されたものづくりキット2点を実際に作ってみます。詳しく、みやすいレシピ、説明動画などをみて、制作してみてください。やってみて難しいと思ったところがあればそれは相手もそう思う可能性があります、どう伝えればよいかをメモしておくとよいでしょう。


副教材1.「チャレンジポイント」のあるマクラメハンギング


副教材2.「チョイスポイント」のある除菌ボックス

STEP3 学んだ内容で資格取得、実践に役立てる

テキストでの勉強が終わったらいざ試験に挑戦!在宅で受けられるので、忙しい方もチャレンジしやすい試験です。学習の成果を十分に発揮しましょう。試験方法はオンラインでの試験と、教科書巻末についている試験問題に回答し、FAXもしくは郵送にてお送りする方式があります。合格したらデジタル合格証を発行いたします。
※デジタル会員証は会員登録を希望された方のみ発行
ものづくりアカンパニスト年間登録料6,600円/税込(1期初年度3,960円/税込) が別途必要になります。


教科書巻末試験問題


デジタル合格証/デジタル会員証

STEP4 会員登録しよう

合格して、ものづくりアカンパニストになったら、会員登録することをおすすめいたします(年会費6,600円/税込)。
会員登録することによって作業療法士と共同開発したさまざまなジャンルのものづくりキットを購入し、教室で使用するなど商用利用することができるようになります。各キットには制作動画とガイドブックが用意されているので、自信のない方もご自身で学ぶことができます。また今後、ものづくりアカンパニストサポート教室が開設されますのでそちらで対面式で教えてもらうことができます。

こんな人に向いています(ものづくりアカンパニスト第一期生プロフィール)

ものづくりアカンパニスト第一期生は30代から80代まで幅広い年齢の方にお申込みいただいています。楽習フォーラムの資格を活かして教室活動を行っておられる方もいますが半数は資格をとったけど教えたことはない人・コロナ以降教室をやめていた人です。共通するのはものづくりが好きで、誰かのためになりたいということ。一つでも当てはまればあなたも、ものづくりアカンパニストに向いているかも!?

ものづくりを通じた集いが好きな方
お教室やカルチャースクールの先生
ものづくりが好きなご家族やご友人のいらっしゃる方
地域で交流の機会を作りたい方
ものづくりを通して社会貢献したい方
介護や福祉の現場にいらっしゃる方

ものづくりアカンパニストの活動を支える仕組み

合格し、会員登録することによって作業療法士と共同開発したものづくりキットを購入し教室で使用するなど商用利用することができるようになります。自分でものづくりネタを考えるのがたいへん、時間がないという方にもとても便利です。

ものづくりキットシリーズ※2024年度100点予定

各キットには制作動画とガイドブックが用意されているので、自信のない方もご自身で学ぶことができます。また今後、ものづくりアカンパニストサポート教室が開設されますので対面式で学ぶ環境もご用意いたします。

ものづくりアカンパニストには、国・自治体・病院・高齢者施設など様々な法人から期待をされています。今後法人からの依頼でものづくり教室の受託案件がでてくれば、会員の皆様の仕事機会をご用意することができるようになります。


動画ポータル画面画像

キットガイドブック画像

お申込み

お届けする教材

メインテキスト

1冊

副教材

①作業療法士による解説動画
②認知機能にアプローチする「テココロ」キット2点
(チャレンジポイントのある「マクラメハンギング」/チョイスポイントのある「除菌ボックス」)
③各キットの作り方動画
④各キットのごとの寄り添いマニュアル

添削

初回試験料と、不合格における1回分の再試験料が含まれています。3回目からは別途試験料が必要となります。(3回目以降の1回提出につき2,000円/税込)

質問

あり。メールにて随時お問い合わせを受け付けています。

標準学習期間

1か月

最長学習期間

お手元に受講票が届いてから15か月間以内に回答を提出してください。

受講料金

29,700円(消費税10%込み・送料当社負担)

お支払い方法

登録の銀行口座から引き落とし

お支払い時期

養成講座セット出荷月〆翌月27日

受講料金に含まれるもの

お届けする教材一式、審査料(再審査1回まで含む)、デジタル合格証

ものづくりアカンパニスト養成講座をおすすめします

園部 仁美先生(秋田県)
ビーズが大好きで、自分の特技や好きなことで社会貢献ができると思い2021年度から実証研究に参画いただきました。実証研究での経験から、ものづくりアカンパニストの仕事の魅力についてお話いただきました。

「社会貢献」が伝わり、夫の見る目が変わりました。笑

主人は郵便局長をしており普段から地域の方々に接する職業柄、地域貢献につながるウェルネス事業に私が参加していることを知って驚いていました。これまではビーズアクセサリーの完成品を見ても「きれいだね」と言うくらいだったんです。今回はじめて、レシピも完成した作品も興味深く見ていました。ウェルネス事業に携わることによって、趣味の域を超え、社会に入り込んで人のためになる仕事をしていると、見る目が変わったようです。

コロナ禍でお祭りもなくなった地域で、講座が「ハレの日」に

実証研究の開催した時期はコロナ禍真っ只中。みんなが楽しみにしているお祭りもなく、ご高齢の方は特に、イベントどころか、人と会う機会がまったくなかった頃。ものづくり講座を心から楽しみに待っていてくださり、カレンダーには○をつけていらっしゃいました。講座日を指折り数えて待っていてくださり、当日はいつも早朝から用意された「おもてなし」をいただいておりました。お祭りがなくなって、講座が唯一の「ハレの日」になっていたようです。

お互いの涙が止まらなかった最終回。日常を変えたものづくり講座。

作る作品を毎回楽しみにしてくださり、デイサービスに持参した作品は今でも飾られているとお話ししてくれました。残りが少なくなってくると、毎回「さみしい」「続けてほしい」とおっしゃってくださり、最終回は私の姿が見えなくなるまで見送ってくださって、涙がとまりませんでした。

松永 美佐子先生(神奈川県)
ホームヘルパーとして介護の仕事をしながらピーズの講師として活躍されている松永先生。
2020年度から実証研究の講師として活躍。現場を知る貴重な経験を他メンバーにも共有しサポートしてくれました。

医療・介護の専門職の方にもぜひ受けてほしい小川教授の授業

「できない事は手伝って、できる事は奪わない」をコンセプトにご高齢の方から認知症の方まで寄り添い方を教えてくださった認知症専門作業療法士でもある京都橘大学・小川教授。小さな疑問にも全て丁寧に答えてくださり、心配なく次のレッスンを迎えることができました。ものづくりだからできる「言葉ではない会話」と講師だから担える役割があることも再認識し介護の研修で学んだこととシンクロして、「そうそう!」と心に響く言葉をたくさんいただきました。医療や介護の専門職の方にも目から鱗に感じることがあると思うので、ものづくりアカンパニスト養成講座をぜひ受けてほしいと思います。

一般的なハンドメイドのキットとの違い

「作りたいものを作る」という方だけではないからこそ、実用的な機能も重視されていますし、頭と手を使ってどなたでも楽しく作れる。見栄えもする。様々な技法もある。そういったことが全部組み込まれたキットだと思います。作りたいキット1個だけを作っても良いのですが、様々な技法で順番に考えて作り、また別のキットで次に進む、継続することに意味があるように思います。今日1個できたことが、次は2個できるようになったなど、「できなかったのにできるようになった」と思ってもらえることがいいかなと思います。

ボランティアではなく、ものづくりプロの誇りを持って、自信をもって活動できる

楽習フォーラムとしてのべースがあり、講師陣の実績があり、経済産業省の実証を通して得たデータの蓄積がある。この盤石な基盤とべースが、ご利用者様の信頼と私たちの活動の安心につながると思います。ものづくりアカンパニストは今後の社会に大きな影響を与える仕事なのではないでしょうか。自信と誇りをもって、まずは自分のできるところから活動していこうと思っています。

考え抜かれているキット失敗させないキット

畳ほうきは
畳をほぐすことから始めるのですが、皆さま驚きを隠せないご様子でした。見た目よりも簡単にできるので童心に返って制作を楽しまれていました。

うさぎのつまみ細工では
「うさぎの目と鼻と口を近づけると愛らしい顔ができるのよ」と生徒さまが教えてくださり、見本よりも可愛く出来たことがとても嬉しそうでした。作る方によって、表情の違うものができるといっそう愛着もわきます。完成したら、どこに飾るか、誰にプレゼントするかといったこともたくさん考えられて、話してくださいました。

よくある質問

「介護資格」などがないとものづくりアカンパニストにはなれないのですか?
いいえ。取得に必要な資格条件はありません。第1期生は楽習フォーラム会員様からの募集ですが、2024年度以降はどなたでもお申込みいただけるようになります。
ものづくりアカンパニスト養成講座の受講方法をおしえてください。
加齢に伴う身体機能・認知機能の低下に関する知識・寄り添い方を学ぶ講座です。第一期の募集では通信講座でのみ受講することができます。
通信講座セットに含まれるキットは何種類ですか?
2種類です。現時点のキットは、テココロ事業DMに掲載のマクラメハンギングと除菌BOXです。
どのような審査を行いますか?
テキストで学んだ内容の理解度を図るため、「寄り添い方」についての理解度チェックとレポートの審査がございます。キットは付属していますがキット制作の審査はありません。
審査提出の期限はいつまでですか?
受講期間内(1年間)に提出してください。
資格の発行団体はどこになりますか?
2023年度に募集を行う第一期生は株式会社オールアバウトライフワークスから発行されますが、2024年度以降は新設する社団法人から発行予定です。
認知症の方専用のキットですか?
いいえ。どなたにでも楽しんでいただけるキットです。ものづくりが好きな方はもちろん、認知機能の低下した方、はじめてものづくりをされる方にも楽しんでいただけるように作業療法士の監修と楽習フォーラムの教材開発ノウハウを凝縮して開発されたキットです。
カルチャーでキットを使うことはできますか?
はい。カルチャーの教室でご活用ください。現在、カルチャー様への提案用ちらしを作成中です。あらためてご案内いたします。
ものづくりアカンパニストのテココロキット購入価格がしりたい
2,000円前後が中心価格帯になりますが、体験用に1,000円程度ふくめ幅広い価格帯になる予定です。購入掛率は70~75%となります。キットによって異なります。
楽習フォーラムアソシエイツの技法を使ったキットがあるが、そのアソシエイツの資格をもっていないくても購入して教室で使うことができるのですか?たとえば、マクラメの資格がなくても、テココロキットのマクラメキットは使うことができますか?
はい。新しい技術のキットでも教室ができるように、作り方の動画とサポートマニュアルが、全ての専用キットに用意されています。動画はアカンパニスト専用サポートページでご覧いただけます。
専用道具が必要なものは別で購入しないといけないのか。生徒さんにも購入してもらわないといけないのか?
専用道具がない場合の代用方法についてもご紹介いたします。
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