前回と同様123種類のテクニックを、わずか7点のアクセサリーの中ですべて学んでしまおうという企画を立ち上げてはみたものの、本当にアクセサリーで123種類のテクニックが学べるのかどうか不安でした。でも、コスチュームジュエリーデザイナーとして実力のある岸美砂子先生と木崎由美先生のお二人に、知恵袋の広瀬光治先生を加えた最強のデザイナー陣が、この企画を実現してくれました。巷のニットアクセサリーとは一味違う、楽習フォーラムならではのビーズ使いがおしゃれなデザインだと思います。でも、いつものように最後の最後まで妥協をしない私の悪い癖から、3名の先生方には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
岸先生には、ブログやら研修会やらあちこちで愚痴られるほどたくさんの作り直しをお願いしました。レッスン4のレーシータイは初めて編む往復編みなのに、いきなり2段めから増減するは玉編みが出てくるはで、初心者には難しすぎると判断し玉編みの数を減らしてもらいました。最初は薄紫だったのですが他の作品とのバランスから色を変更していただいたり、ゲージがきつくて針の太さを変えていただいたりと二転三転してしまい、ご本人曰く10本以上編んだとか。また、当初レッスン6までだったのですが、どこにも入れられないテクニックがあったため、年の瀬も押し詰まった昨年12月29日に急きょ呼び出して、レッスン7の追加デザインをお願いしました。年が明けて出てきたデザインは、他の作品のパーツと似た花がたくさんついていたのですが、いくら最後の作品といってもこんなに編む量が多かったら受講生は完成できないと、これも却下。日ごろからゴージャスな作品をデザインされる岸先生には申し訳ありませんが、誰でもが認定にチャレンジできるボリュームを目指したこのコースですので、何よりも受講生のためと諦めていただきました。
木崎先生の作品はほぼ原形通りに採用できたのですが、レッスン5のラメ糸はあまりに見づらくて。経験者でも作業が大変という理由で、せっかくのラメ糸でしたがベージュの糸に変更させていただきました。キラキラ好きの皆さん、ごめんなさい。でも、ラメのままだとこのレッスンで脱落する方が出たのではないかと思います。
広瀬先生にまでダメ出しをしてしまいました。最初は女性好みのピンクでということだったのですが、 意外にこの糸が汚れやすく、みんなで代わる代わるはめていたらだんだん汚く見えてきました。それに、洋服に合わせるにはモノトーンのほうがよいというご意見もあり、まずは色を変更。次に、糸は1玉25gをわずか2m残すのみという、際どい使用量。編み方が緩い方だと足りなくなる危険があります。そこで考えたのが、片手で大小のモチーフ4枚ずつだったのを、大きなモチーフ2枚を小さいモチーフに変更。これなら糸の心配もありませんし、編む量もぐっと減ります。パールも裏側にあるとぶつかるので表側だけに減らしてしまいました。
まさに、「デザイナー〜Dの悲劇」でした。デザイナーの皆さんの涙ぐましいご理解とご協力のおかげで、本当に素晴らしいコースができました。オリジナルコースよりも編む分量が断然少ないので、かぎ針入門編としてお勧めです。でもこれが終わったらぜひ、オリジナルコースにも挑戦してください。かぎ針編みを本当に自分のものにするには、このコースだけでは不十分。ぜひ、オリジナルコースをクリアしてかぎ針編みの基本を完全に身につけてください。
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